第26回ホークスカップ中学生軟式野球大会 決勝

令和最初のホークスカップ王者は玄洋中!!劇的な逆転サヨナラで勝利!!

優勝 玄洋中学校

2021年3月21日(日) 福岡PayPayドーム

福岡クラブ
000 111 0|3
002 000 2x|4
玄洋中学校

【福岡クラブ】木村 - 大久保
【玄洋中】岡本、森島 - 平賀
【三塁打】那須蒼空(福岡)、高橋(福岡)
【二塁打】平賀(玄洋)、森島(玄洋)

玄洋中学校メンバー

【監督】角 洋一【主将】岡本 理功、森島 悠仁、平賀 響、朝倉 健介、野田 悠斗、濱﨑 咲太朗、高杢 健太、齊藤 一輝、森 健作、今枝 哲也、石本 隼也、新田 祐己、松田 凌、榊原 悠大、枝村 海人、金山 周平、藤森 悠斗、野坂 匠英、岩﨑 亮太、園田 瑶太、三島 啓矢、樋渡 大翔、西原 煌生、徳永 裕斗、冨田 千奈

福岡クラブメンバー

【監督】白水 将太郎【コーチ】深澤 幸祐【主将】田中 夏也、木村 悠生、堤 裕雅、那須 琉矢、山口 琉雅、那須 蒼空、高橋 斡来、鶴田 和已、松村 皇成、田鍋 彪月、大久保 昊、財津 桂、富永 三喜、高 和輝、坂口 遼真、秋吉 優輝、大薮 由弦

初の決勝進出チーム同士の対戦

福岡中学野球福岡春の風物詩が戻ってきた。第26回ホークスカップ中学生軟式野球大会(NPO法人ホークスジュニアアカデミー主催)決勝戦が3月21日、福岡ソフトバンクホークスの本拠地、野球少年憧れの福岡ペイペイドームで行われた。2年ぶりの開催となった今大会。決勝のカードは玄洋中対福岡クラブ。両チームとも初優勝を賭けての対戦となった。決勝戦は、逆転に次ぐ逆転のシーソーゲームとなり、最後は玄洋中が劇的な逆転サヨナラ勝ちで福岡クラブを破り初優勝、参加69チームの頂点に輝いた。

▲スターティングメンバー
▲玄洋中先発の岡本君
▲福岡クラブ先発の木村君
▲2回表、平賀君のダイビングキャッチ

玄洋中四番・平賀君先制タイムリー

序盤は両チームとも毎回ランナーを出すものの得点できずにいたが、3回裏、ついに試合が動く。玄洋中は、エラーと連続内野安打などで一死満塁のチャンスをつかむ。ここで3番濱﨑君はスクイズを試みるが福岡クラブの好守の前に本塁封殺される。二死満塁となり、打順は4番平賀君。2ストライクと追い込まれながらも、平賀君は、勝負強くセンター前に弾き返す2点タイムリーを放ち、見事4番の仕事を果たす。しかし、取られたら、取り返す。今大会ナンバーワンと称される福岡クラブ打線が反撃を開始する。4回表、福岡クラブの攻撃は、先頭の田鍋君が四球で出塁すると、すかさず盗塁を決め、チャンスを作る。ここで4番那須蒼空君が左中間を破るタイムリースリーベースヒットを放ち、1点を還し、福岡クラブも4番の意地を見せる。この後、福岡クラブは同点を狙ってスクイズを試みるが、玄洋中も相手スクイズを防いだ。

▲3回裏二死満塁、先制の中前適時打を放つ平賀君
▲4回表、反撃のタイムリー三塁打を放った那須蒼君
▲4回表、スクイズを防ぐ玄洋中

福岡C、中盤に同点、勝ち越し

5回表、福岡クラブの反撃は続く。一死から8番木村君がライト前ヒットで出塁すると、9番高橋君がレフトオーバーのタイムリースリーベースヒットを放ち、同点に追いつく。そして、6回表、福岡クラブは、一死三塁と攻める。ここで、5回表からマウンドに立つ玄洋中・森島君の三塁への牽制球が痛恨の暴投となり、福岡クラブがついに勝ち越す。

▲5回表、9番高橋君が同点タイムリー三塁打を放つ

森島君がミスを挽回する同点打

7回表の福岡クラブの猛攻、二死満塁の場面をなんとか0点に抑え、最終回の攻撃に望みをつないだ玄洋中。最終回一死から玄洋中は代打石本君が鮮やかなセンター前ヒットで出塁すると、次打者のセカンドゴロの間に二塁へ進む。ここで打席に立つのは、1番森島君。1点ビハインドの最終回二死二塁、森島君は、「バットで取り返してこい!!」と叫ぶ監督のゲキに応えた。ワンボールからの2球目、真ん中に来た球を振り抜くと、打球はあっという間にレフトの頭上を越える同点タイムリー二塁打。土壇場で試合を振り出しに戻した。流れは、完全に玄洋中に傾く。2番朝倉君が初球に意表を突くセーフティーバントを決め、二死一三塁とチャンスを広げる。打席には、この日ノーヒットの3番濱﨑君。濱﨑君も初球攻撃、この当たりがショートへのサヨナラタイムリー内野安打となり、玄洋中が劇的な勝利で初優勝を決め、令和最初のホークスカップの王者となった。

▲最終回二死二塁からセンターオーバーの同点打を放つ森島君
▲劇的なサヨナラ勝ちに歓喜する玄洋中

玄洋中勝利インタビュー
角監督
本当に疲れました。胃が痛いです。(笑)漫画やドラマのような展開でしたが、選手達が「最後まであきらめない」と強い心を持ってやってくれました。今大会で対戦した相手チームは、我々より能力が上のチームばかりでした。投手陣が頑張った大会ではありましたが、チームワークで手にした優勝でした。

岡本主将
素直に嬉しいです。このチームはスター選手はいないので、みんなで戦いました。そして、最後まであきらめないで、全力プレーをつらぬきました。今後の目標は福岡県大会優勝です。

サヨナラ打の濱﨑君
チャンスが回ってきて嬉しかったです。打った時は「ヤバイ。」と思いました。セーフになった時は「ヤッター!!」と思った瞬間、みんなが飛びついてきたたので、嬉しかったです。

土壇場での同点打の森島君
自分の暴投で点を取られていたので、絶対に打ってやると集中していました。ベンチからの監督の「バットで取り返してこい!!」って声は聞こえてました。

準優勝 福岡ベースボールクラブ

表彰式

▲表彰式01
▲表彰式02
▲閉会式01
▲閉会式02
▲閉会式03

【取材・写真 福原峰和 メカクレスト

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