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2019年07月07日(日曜日)

福岡ナンバーワンクラブチームは2年連続で糸島ボーイズ!!予選1位突破でジャイアンツカップへ

この記事は、FBスカウト9月号に掲載致します。

▲5回裏から登板の轟君は力強い球を投げ込む

 

2019年7月7日(日) 2019全日本中学野球選手権大会(ジャイアンツCUP)九州A(福岡)予選決勝戦 雁ノ巣No1球場

糸島ボーイズ(ボーイズリーグ)
240 031 0|10
140 100 3|9
球道ベースボールクラブ(フレッシュリーグ)

【糸島】藤森、田﨑、轟 - 古屋
【球道】内堀、春﨑、矢野、重松 - 赤星
【三塁打】日高(糸島)、藤田(糸島)、原野(球道)、山下(球道)、矢津(球道)
【二塁打】香西(糸島)

 

▲地区代表1位糸島ボーイズ(ボーイズリーグ)

糸島ボーイズメンバー

【監督】比嘉康哲、【主将】古屋睦仁、野田啓太、藤田悠太郎、香西一希、副島新太郎、尾﨑悠斗、日高智心、藤本明希、藤森拓海、田﨑皐暉、轟晴斗、石橋央祐、末永弥雅斗、山下湧大、多良泰我、野田悠太、藤岡慎之祐

 

 

▲地区代表2位球道ベースボールクラブ(フレッシュリーグ)

球道ベースボールクラブメンバー

【監督】後藤将和、【主将】重松省吾、田中陽樹、原野叶登、山下颯太、矢野勢也、赤星智紀、内堀遼汰、中村陽、矢津佑太、加藤丈、春﨑公成、藪野翔、村山優太、江上航矢、中村俊太、緒方琉偉、橋本晴輝、養父翔太郎

 

1位の糸島ボーイズ(ボーイズリーグ)と2位の球道ベースボールクラブ(フレッシュリーグ)の2チームがジャイアンツカップへ

気温28度、涼しい風が吹き抜ける絶好の野球日和となった雁ノ巣ナンバーワン球場。リーグの垣根を越えて中学生硬式野球クラブチーム日本一を争う全国大会・ジャイアンツカップ出場を賭けた九州A地区代表決定戦(福岡予選大会)もいよいよ決勝戦。糸島ボーイズ(ボーイズリーグ)と球道ベースボールクラブ(フレッシュリーグ)の対戦となった。上位2チームに出場権が与えられるため、すでにジャイアンツカップ出場を決めている両チーム。順位決定戦となる決勝戦が事実上福岡ナンバーワンのクラブチームを決するこの試合、点の取り合いとなるが糸島ボーイズが僅差で勝利し優勝を飾る。糸島ボーイズは2019年度福岡県クラブチームナンバーワンに輝くと同時に2年連続でジャイアンツカップ地区代表1位となった。地区代表2位となった球道ベースボールクラブは6年ぶりのジャイアンツカップ出場となった。

 

▲1回表、先制の犠牲フライを放つ四番副島君

 

▲糸島B先発の藤森君

 

糸島はノーヒットで先制、球道は序盤リズムに乗れず

1回表、糸島ボーイズは先頭バッターから3者連続の四球で、いきなり無死満塁のチャンスを得る。ここで4番副島君がキッチリとライトへ犠牲フライを放ち、1点を先制する。さらにボークで1点追加。初回にノーヒットで2点を先制する。1回裏、球道BBCもすかさず反撃に出る。一死から2番原野君がセンターオーバーの3塁打で出塁すると、3番山下君にも右中間を深々と破る3塁打が飛び出し、豪快に1点を還す。2回表、糸島Bはこの回先頭の日高君が左中間への3塁打で出塁。続く8番藤本君は鮮やかにセンター前へ弾き返すタイムリーヒットを放ち、リードを広げる。さらにこの場面、球道の守備が乱れる。バント処理が悪送球となり2失点、パスボールで1失点と、またしても糸島Bがノーヒットで追加点を挙げ、リードを広げる。ただ取られたら取り返す展開となったこの試合、2回裏には、球道が2本のヒットと死球で二死満塁のチャンスを作ると、2番原野君が冷静に四球を選び、押し出しで1点。続く3番山下君が2打席連続となるタイムリーヒットを放ち、さらに2点。4番矢野君にもレフト前へのタイムリーヒットが飛び出し、この回4点を返し、球道は驚異の粘りを見せる。そして、4回裏には、二死満塁から4番矢野君がレフト前へタイムリーヒットを放ち、ついに6対6の同点に追いつく。

 

▲3安打3打点の活躍を見せる好打者山下君

 

▲4回裏、同点打の四番矢野君は、この日2本目のタイムリー

 

粘る球道BBCを糸島Bが振り切る

試合が振り出しとなった直後の5回表、この回先頭の2番藤田君が左中間へ3塁打を放つ。ここで球道に取っては、痛恨のボーク。糸島Bが相手のミスで貴重な勝ち越し点を挙げる。さらにこの回、5番古屋主将と7番日高君にもタイムリーヒットが飛び出し計3点を追加した。6回表には、3番香西君がダメ押しの10点目となるタイムリー2塁打を放った。最終回7回裏、球道は最後の意地を見せ、矢津君の2点タイムリー、田中君のタイムリーヒットで、あと1点と追い上げるも、反撃もここまで。糸島Bがそのまま振り切り、ゲームセット。球道BBCは、糸島Bの8本のヒットを上回る12本のヒットを放つ猛攻を見せるも序盤のミスからの失点が大きくひびく結果となった。糸島Bが2年連続で福岡県クラブチームナンバーワンを勝ち取り、ジャイアンツカップ地区代表1位となった。これにより8月11日から開催されるジャイアンツカップには、福岡代表として、糸島ボーイズ(1位)と球道ベースボールクラブ(2位)の2チームが出場する。

 

▲糸島B扇の要、古屋主将は攻守にわたりチームを引っ張る

 

▲5回表からマウンドに上がったエース矢野君

 

▲7回裏、1点差を迫るタイムリーを放った俊足好打のリードオフマン田中君

 

▲表彰式、左から古屋主将、比嘉監督、重松主将、後藤監督

 

●糸島ボーイズ比嘉康哲監督のコメント
初戦からずっとギリギリの勝利でしんどかったです。それでも勝ちは勝ちです。春の全国大会は一つ勝ちましたので、夏はもう少し勝ちたいです。

●糸島ボーイズ古屋睦仁主将のコメント
(優勝は)うれしいです。個性豊か過ぎるチームをまとめるのが大変ですが、ここぞという時に団結した時の爆発力がスゴイです。目標は全国制覇です。

●球道ベースボールクラブ後藤将和監督のコメント
6年ぶりのジャイアンツカップ出場を決めて感無量です。新チーム結成時は、あまり期待していなかったのですが、豊富な練習量で力をつけ、勝ち上がってきました。過去10年間チーム史上で一番練習し、粘り強いチームに育ちました。

●球道ベースボールクラブ重松省吾主将のコメント
監督と全国大会へ行くのが目標だったので、良かったです。次の目標は、まずホークス杯で優勝することです。今年は投手4本柱を中心とした守りのチームです。

 

この試合の詳細は、FBスカウト9月号に掲載致します。

 

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