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2019年03月24日(日曜日)

【2019年ホークスカップ決勝戦@ヤフオクドーム】原北中 対 原中央中 平成最後は原北中が11年ぶりに大会を制する!!

FBスカウト電子版では、ホークスカップの写真の販売はしておりません。どうぞご了承ください。

この記事は、FBスカウト5月号に掲載致します。

原北対原中央、決勝はお隣さん対決

▲11年ぶりに優勝旗は原北中の元へ

 

2019年3月24日(日) 第24回ホークスカップ  決勝 ヤフオクドーム

決勝戦 原北中学校 対 原中央中学校

原中央中学校
000 000 0|0
021 020 ×|5
原北中学校

【原中央中】寶亀、堀越 - 下村
【原北中】西野 - 大和剛
【三塁打】西野(原北)
【二塁打】大和快(原北)、山口(原中央)

 

▲優勝の原北中学校

原北中学校メンバー

野口太陽、大和剛侑、紀藤駿太、日髙優介、安藤天眞、西野純平、松本翔偉、大和快伊、山口雄飛、河野圭吾、於保恭介、佐藤太陽、山田祐毅、小川太陽、柳川修悟、河野張良、原野敦史、村田壮志朗、小野翔栖己、梶原颯太、山本聖人、大野栞太郎、黒瀬睦月、髙野敬介、生田玄、與那嶺輝、栗之丸諒、平城夕聖、森田舜乃介

 

▲準優勝の原中央中学校

原中央中学校メンバー

稲田勝也、甲斐悠登、笠木壮平、澤野流星、寶亀宏志朗、堀越海至、下村心、長島優太、山口大智、田浦大雅、寺崎玄之助、野中彪雅、篠原悠悟、中沢隼人、猿渡一郎、上野宏和、進藤光、山中翔真、盛田尚幹、伊賀太志、溝井亮太郎

 

福岡中学野球春の風物詩とも言えるホークスカップも今年で24回目。第24回ホークスカップ中学生軟式野球大会(NPO法人ホークスジュニアアカデミー主催)決勝戦が3月24日、福岡ソフトバンクホークスの本拠地、野球少年憧れの福岡ヤフオクドームで行われた。決勝戦のカードは、直線距離で約1.5kmしか離れていない隣の中学校同士の対戦。1回戦で昨年準優勝チーム野間中、2回戦で2連覇中の東福岡自彊館中をことごとく破り、その勢いのまま11年ぶり2度目の優勝を目指す原北中学校と12年ぶり3度目の優勝を目指す原中央学校。

参加69チームの頂点、平成最後のホークスカップ王者を賭けて、両校が激突した。

 

少ないチャンスで原北中が先制

初回の攻防は両チーム無得点と静かな立ち上がり。先手を取ったのは、原北中。2回裏、原中央中先発の寶亀(ほうき)君を捉える。先頭の4番大和剛君が四球で出塁すると、続く5番山口君も相手エラーで出塁。6番紀藤君がライト前ヒットで繋ぎ、満塁のチャンスを迎える。一人倒れて、一死満塁で8番小川君が鮮やかなレフト前へタイムリーヒットを放ち、原北中が1点を先制すると、続く9番松本君もライトへきっちりと犠牲フライを放ち、この回2点を先制する。すると3回裏には、2つの四球と送りバントで二死二三塁の場面で原中央中にとっては痛恨のワイルドピッチ。原北中がノーヒットで1点を追加し、序盤で3点差とリードを広げる。

 

▲先制打を放った小川君

 

▲2点目となる犠牲フライを放つ松本君

 

▲追加点に沸く原北ベンチ

 

投打に活躍、先発の西野君完封勝利

原北中は5回裏、この回先頭の1番大和快伊君(大和剛侑君とは双子の兄弟)が左中間への二塁打で出塁すると、ここまで好投を続ける2番投手の西野君が豪快にレフトオーバーのタイムリースリーベースヒットを放ち、ダメ押しとなる4点目を挙げる。その直後には、またもやワイルドピッチで西野君が5点目のホームを踏み、試合を決定づける。原北中先発の西野君は、4回表に原中央中の4番山口君に二塁打を浴びたもの、被安打1、6奪三振の完封勝利を挙げ、投打にわたる活躍をみせ、原北中11年ぶり2度目の優勝に花を添えた。

 

▲決勝戦で完封勝利を挙げた西野君

 

▲5回裏タイムリー三塁打の西野君

 

▲原中央中先発の寶亀(ほうき)君

 

▲二番手でマウンドに上がった堀越君(原中央)

 

アクシデントを乗り越えての優勝

試合直後の原北中ベンチ前で「ナイスゲーム!!」と原北中監督の吉田先生の声が響き渡り、拍手で選手達をねぎらうと、選手達は満面の笑みに包まれた。大会直前にエースの野口太陽君が肘を故障するアクシデントに見舞われた原北中ナイン。初戦から強豪チームとの対戦が続き苦戦を強いられてたが、控え投手を中心にチーム力で勝ち上がってきた原北中。厳しい戦いを勝ち抜き平成最後のホークスカップ王者となった原北中ナインは、最後に吉田先生へ感謝を込めて胴上げして、大会を締めくくった。

 

▲監督を胴上げ原北ナイン

 

原北中コメント

吉田監督
新チームになり、完封負けや1点差負けが続きましたので、秋から冬にかけて、目一杯バットを振りこんできました。正直、東福岡自彊館中(大会二連覇中)との試合が一番キツい試合でした。そこでの勝利でチームが勢いづきました。

大和剛侑主将
最初はエースが負傷して優勝は絶対無理と思いましたが、色んなピッチャーが頑張りました。難しい試合ばかりでしたが、全員で声を出して、少ないチャンスをモノにしました。

完封勝利の西野君
野手、ベンチ、回りの皆が声をかけてくれて、安心して投げられました。優勝出来て、本当にうれしいです。

 

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